『何者』朝井リョウ

2015年の読書始めは この本でした。

何者

何者


朝井リョウさんの『何者』
2013年の直木賞受賞作です。

1月10日にEテレで放送された『SWITCHインタビュー 達人達』という番組で、俳優の東出昌大さんと朝井リョウさんが対談をしているのを見ました。
これが非常に興味深く 面白い内容だったのですが、この回の感想については、また別の機会に。

今まで 朝井さんの著作を読んだことのなかった私は この時に初めて “朝井リョウ”という人間に触れたのですが、あぁこの人は頭の良い人なんだなぁ と思ったのでした。好感のもてる頭の良さ。
この人の書いた本を読んでみたい!と思わされたのです。

と、いうわけで 手始めにこの一冊。
“就活”を題材にした内容です。
主な登場人物は6人。
その6人それぞれがTwitterのアカウントを持っていて、Twitterの呟きが物語の重要なキーになっている。

きっと、就活を経験した人なら みな感じるであろう 焦り、嫉妬、戸惑いが描かれています。
心のえぐられ具合が半端ないです。

面白かったなぁ。
みんな、“何者か”になりたくて もがいている。




何者

何者